中日が来季の新外国人投手の補強に大苦戦を強いられている。ドミニカ共和国のウインターリーグなど
約３週間にわたった北中米視察から２２日に帰国した森繁和監督（６３）は、
元ヤンキースで両打ちのソイロ・アルモンテ外野手（２８）を含む野手２人と育成契約で捕手１人の獲得をまとめてきた。

　しかし、もともと先発できる外国人投手２人の補強を最優先にした視察だったが、
今回はめぼしい選手が見つからず、思わず森監督から「投手は難しいのよ…」とぼやき節が出るほど。
指揮官から現況報告を受けた西山球団代表は「まだ今は投手の獲得に動いているところ。
これから編成の誰かがもう１回ウインターリーグへ行くことになると思う」と新外国人投手の獲得に躍起になっている。

　さらに「日本の球団もそうだけど、韓国や台湾の球団が投手を獲りにバンバン来てるから、
その中も含めて最終的に決めていく動きになると思う」（西山代表）と焦りを隠せないでいる。

　すでに森監督は外国人投手の補強が失敗したことまで想定し始めており
「俺は最悪そういうことがあれば、ＦＡで動くか、ウチの若いヤツをどんどん使うのか、ゆっくり考えるよ」とポツリ。
５年連続Ｂクラスからチームの再建に欠かせないとされる先発投手問題は今後どう決着するか。